海水浴_2日目
依然台風は近づいているものの夜から暴風域に入るなんて信じられない!くらい、私たちは幸運にも「宮古島の本気」を見ることができた。海は息を呑むほど青かった。
南国の波は生あたたかくて、体温にちかいせいか柔らかく、肌にすぐ馴染むような気がする。水の中はしんしんとしていて、コポコポと自分の呼吸が奏でる音が優しい。遠浅で海底の砂が白く舞う中、銀色に光る魚たちを追いかけては見失い、また追いかけてはと夢中になる。そんなことをどのぐらい繰り返していたんだろう、水面から顔を出すとわいわいビーチの雑然とした風が少し冷たく感じられた。